2023年7月24日

山崎12年は定価だといくら?購入方法や味を紹介

山崎 12年 定価

サントリーを代表するウイスキーの一つである山崎。

様々な賞を獲得し、今や海外からの需要も高まり定価で手に入れば相当ラッキーなお酒となっています。

今回は、そんな山崎12年を定価で購入する方法や、その味わいなどを紹介します。

 

サントリーを代表するウイスキーである山崎12年

 

サントリーが手掛けるウイスキーの一つ、山崎12年。

山崎蒸溜所で製造され、12年以上熟成されたモルト原酒が使われています。

ラベルに記載されている年数は、あくまでも「最低熟成年数」であるため、中には12年以上熟成された原酒も含まれています。

ものによっては30年物が含まれているんだとか。

現在、日本国内だけでなく、海外からのジャパニーズウイスキー需要が高まっており、山崎を始め、白州や響などのウイスキーは入手困難なレアウイスキーとなっています。

 

大阪?京都?山崎蒸溜所はどこにある?

 

山崎が製造されるのは山崎蒸溜所です。

ではその山崎蒸溜所はどこにあるのでしょうか?

ずばり、大阪府三島郡島本町山崎です。

大阪と京都の境目である山崎に位置する蒸溜所で、以前は蒸溜所の見学ツアーも開催されていました。

 

しかし、2023年の秋頃まで蒸溜所の見学もショップの利用も休止しています。

サントリー公式サイトでは、山崎の魅力を存分にお伝えするために改修工事を行うためだと説明されています。

見学もショップも再開されるのが待ち遠しいですね。

 

山崎のこだわり

 

山崎蒸溜所が大阪にあることは分かりましたが、なぜそこだったのでしょうか?

それにはサントリーの創業者である鳥井信治郎氏の熱い思いが込められていました。

 

鳥井氏は、まずウイスキー作りに重要な自然環境と良質な水に着目しました。

そこで数ある候補地の中から、天王山の麓である山崎を選びました。

山崎蒸溜所の周辺には、日本名水百選に名を連ねる「離宮の水」が湧き出ています。

つまり山崎には、長い年月を経て育まれた良質な地下水が使用されているのです。

 

また、自然に囲まれた山崎の地は湿度が高く、ウイスキーの熟成に最適な環境が揃った土地なのです。

 

山崎蒸溜所の成り立ち

 

山崎は「水生野(みなのせ)」という名水の地とされており、かつて千利休が茶室を構えたとされています。

鳥井氏はこの山崎で本格的なウイスキー作りを夢見て、1923年にサントリーの前身である寿屋を立ち上げ、山崎蒸溜所を設立しました。

 

また、鳥井氏は山崎蒸溜所の所長にニッカの創業者である竹鶴政孝氏を招きました。

しかし、竹鶴氏はウイスキーの本場であるスコットランドでウイスキー作りを学んだ経験を持ち、

彼はウイスキー製造に最適なのは北海道である、と鳥井氏に訴えますが、鳥井氏は工場見学を構想していたため、交通の便が良く、清らかな水が湧く地は絶対に譲りませんでした。

 

こうして鳥井氏と竹鶴氏から始まった山崎蒸溜所は、1929年に日本初のウイスキーである「白札」の名前で知られる「サントリーウイスキー」を製造、出荷しました。

白札は1964年に「サントリーウイスキー ホワイト」に改称され、これは現在でも販売されています。

 

山崎12年はどこで手に入る?

 

山崎12年は現在、需要の高まりや原酒の不足など、様々な要因から手に入れるのが難しいお酒となっています。

ではどこで山崎12年は販売されていて、プレミア価格ではない定価はいくらなのか?

店頭で見かけることはほぼないと考えて良いであろう山崎12年の定価と入手方法をご紹介します。

 

山崎12年の定価

 

サントリーの公式サイトにて山崎12年の希望小売価格が確認できます。

山崎12年の定価は10,000円(税別)です。

2021年までは8,500円(税別)で販売されていましたが、2022年の4月から10,000円に値上げされました。

 

とは言え定価だとなんだか安く感じてしまいますが、それもそのはず。

現在、山崎12年はプレミア価格で取引されることがほとんどです。

むしろ定価で手に入れることができたら相当ラッキーでしょう。

 

そんな中、2023年4月に山崎と白州が100周年記念ラベルに身を包み発売されました。

それぞれNV(ノンヴィンテージ)と12年が発売されました。

また、白州は350ml缶でハイボールが発売されたことも記憶に新しいのではないでしょうか。

 

しかしこれらもすでにプレミア価格での取引が始まってしまいました。店頭で見つけることは難しいでしょう。

 

山崎12年の休売や終売

 

2023年現在、山崎12年は入手困難な代物です。

しかし、それは決して休売や終売を意味しているわけではないのです。

 

プレミア価格で取引されてはいますが、蒸溜所から全く出荷されていないわけではなく、単に原酒の不足が原因と考えられます。

ウイスキーは蒸溜してから樽で長期間熟成されます。

例えば山崎12年だと12年前に樽詰めされた原酒を使用しなくてはならず、それが不足してしまえば新しく山崎12年を瓶詰めすることはできません。

そのため断続的に出荷できるわけではなく、発売される期間は限られているのです。

 

山崎や白州も、新しく瓶詰めされて出荷されれば、公式からのアナウンスがあったり、偶然店頭に並んでいる姿を見かけることができるかもしれません。

 

そして終売ですが、こちらはあくまで噂されているだけで、2023年現在、山崎の終売に関する公式からのアナウンスはありません。

 

山崎12年の入手方法や販売情報

 

山崎12年は今や手に入りにくいとてもレアなお酒ですが、店頭で見かけることはほとんどありません。

ではそんな山崎12年はどこで買えるのでしょうか?

 

山崎12年は事前に販売情報が掴みにくく、偶然見つけたら買えるかもしれない、というレベルの代物です。

しかし、販売される時期にはある程度の法則があります。

例えば年末年始や父の日、お中元やお歳暮の時期です。

これらの時期に合わせて酒屋さんや大手スーパー、百貨店などに行くと、これも運次第ではありますが、お目にかかれるかもしれません。

 

また、東急ネットショッピングでは、高頻度で山崎、響、白州などの先着販売をカード会員限定で行っているそうです。

しかしネットでも実店舗でも抽選で販売されていることが多いようなので、時期を狙って行ったとしても必ず買えるというわけでもないようです。

 

そのほかにはヤフオクやメルカリなどのフリマサイトで購入することもできますが、これらのサイトやアプリではプレミア価格での取引がメインとなっているので、定価での購入はほぼ不可能と考えて良いでしょう。

 

定価で買うなら大手スーパーや百貨店、ネットショッピングなどの抽選販売を狙い、定価でなくても良い場合はフリマサイトなどを覗いてみると見つかる可能性が高いです。

 

山崎12年の評価

 

世界にはお酒のコンペティションがあります。例えば、日本には「日本酒コンクール」や「本格焼酎・泡盛コンクール」などがあります。

これらのコンクールやコンペティションは、ウイスキーやリキュールなどを対象としたものも存在します。

後述しますが、アメリカやイギリスなど、実に様々な場所で開催されています。

 

日本産のウイスキーもこのようなコンペティションに参加しており、栄えある賞の数々を受賞し、その味わいを賞賛されています。

山崎12年はどのような賞を取っているのでしょうか?

 

様々な賞を受賞する山崎12年

 

山崎12年は今までに世界の酒類コンペティションで数々の賞を受賞し、その名を世界に轟かせました。

 

SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)というアメリカの酒類業界紙「ボナペティート」が主催し、世界の3000種類以上のスピリッツ系のお酒がエントリーするコンペティションでは、

過去「2009年最優秀金賞」「2013年最優秀金賞」「2014年金賞」という素晴らしい功績を残しています。

 

その他にISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)というイギリスの出版社ドリンクス・インターナショナル社が主催するコンペティションのウイスキー部門では

「2003年金賞」「2010年金賞」「2018年金賞」という成績を残しました。

 

山崎12年のおすすめな飲み方

 

ウイスキーというお酒は、香りや味わいの変化を楽しむお酒です。

開栓してから香りが変化したり、グラスに注いだ後でも変化します。

 

ウイスキーは口に含んでから味が変化します。

最初に一口含んで味の変化を楽しみ、少し時間を置いて含むと味わいが変わって感じられます。

 

さらにウイスキーは加水することでも変化します。

たった一滴でも大きく変化し、時には癖の強いウイスキーを飲みやすくしてくれます。

 

ウイスキーにはロックやストレート、水割りやソーダで割る飲み方がありますが、山崎はどのようにして飲むのがおすすめなのでしょうか?

 

サントリーの公式サイトでは、ストレート、ロック、水割り、ソーダ割り、どのように飲んでも美味しく頂けるという記述を目にします。

たくさんの賞を受賞していて、たくさんの人から愛される山崎ですが、なぜどんな飲み方でも美味しいと言えるのでしょうか?

 

それは山崎12年が持つ香りと味わいのおかげです。

山崎12年はミズナラ樽、シェリー樽、ホワイトオーク樽という三つの樽を使って熟成された原酒を使用します。

これらの樽によって生み出される山崎12年の香りは熟した柿、桃、バニラと表現されます。

味わいは奥行きのある甘味、厚みのある味わいと言われています。

これらの香りや味わいは、どんな飲み方でも口の中に広がるそうです。

 

だからどんな飲み方でも美味しい、とサントリーは自信を持って言えるのでしょう。

 

まとめ

 

山崎12年は入手困難なお酒であり、定価で手に入れるには販売されそうな時期に大手スーパーや百貨店に足を運んでみると良いかもしれません。

もしくはフリマサイトでプレミア価格で取り引きすることを覚悟で買ってみるのもまた一興かもしれません。

 

このように山崎12年がプレミア価格で取り引きされるということは、資産運用にぴったりな代物であるとも言えます。

弊社が運営する「Wgain」は、価値のあるヴィンテージウイスキーで資産運用ができる日本初のプラットホームです。

出品されているウイスキーの所有権を購入し、年月を空けて売却することで資産運用ができます。