2023年7月23日
ウイスキーの糖質は少ない?太りにくい?効果や成分などを解説!
目次
世界中で愛飲されているウイスキー。
本記事ではウイスキーをよりおいしく、今よりももっと様々な視点でウイスキーを楽しめるように、ウイスキーが体に与える影響や飲み方などについてご紹介いたします。
はじめに、日々楽しいお酒を嗜む皆様の中で、気になっている人が多いとされているウイスキーのカロリーや成分についてご説明させて頂きます!
ウイスキーの成分や栄養素について
まずはウイスキーについての簡単なご説明をさせて頂きましょう。
ウイスキーに含まれている成分として主に「アルコール・水・穀物・タンニン・フラボノイド・その他化合物」これらによってウイスキーが形成されています。
これらに含まれている栄養素などを少しご紹介いたします。
ウイスキーの糖質・プリン体について
糖質について
糖質とは、炭水化物から食物繊維を取り除いたものです。
糖質は消化吸収により体内でブドウ糖に変換されたあとに血管を伝って全身にエネルギーとして供給されます。
また、糖質は過剰に摂取すると生活習慣病などに繋がってしまいますので、時には摂取量を増やしすぎないように控えることも大切です。
プリン体について
プリン体とは食物に含まれる旨み成分で、窒素と炭素の化合物です。主に魚介類などに多く含まれています。
プリン体は体内で尿酸へ変化し尿として排出されます。
プリン体を多く含むビールと違ってウイスキーにはほとんど含まれていないため、さほど気にする必要はないと思いますが、こちらも多く摂取しすぎてしまうと痛風や腎障害などの原因に繋がってしまうため、摂取しすぎないように注意していくことが大切です。
その他の成分について
ウイスキーを熟成させるオーク樽に含まれている「エラグ酸」は、体内の活性酸素が体を酸化させる作用を抑制させる働きがあり、糖尿病や脳梗塞、動脈硬化などに対する予防効果が期待できると言われています。
また、ウイスキーに含まれるポリフェノールの一種である「リオニレシール」がメラニンを生成する酵素のチロシナーゼを抑制することにより、シミなどの予防や美白効果が期待できるとされています。
美しく健康になりながら、日常を充実させたい人にもウイスキーはおすすめです。
アルコール類のカロリーと糖質について
結論から言いますと、実はウイスキーは他のお酒よりも比較的カロリーが高いものとされています。
そのウイスキーがなぜ太りにくいといわれているのか、この疑問を解説していきたいと思います。
ウイスキーとその他お酒とのカロリー等比較
まずはウイスキーのカロリーを見ていきましょう。
厚生労働省が定める1日の飲酒量のアルコール量目安は、20gとされています。
分かりやすく言うと、ウイスキーだとダブル1杯分(60ml)となります。
この1杯をカロリーで表すと約140kclとなります。
また、その他一般的なお酒に関しましては、
赤ワインならグラス約2杯弱(200ml)、日本酒では1合(180ml)、ビールだと中ビン1本(500ml)とされています。
これらの結果を100mlあたりのカロリーに表してみると、下の表のようになります。
酒類 | 度数 | 100mlあたりのカロリー | 糖質 |
ウイスキー | 40~60% | 237kcal | 0g |
焼酎 | 20~25% | 146kcal | 0g |
日本酒 | 15~16% | 109kcal | 4.5g |
赤ワイン | 11~15% | 73kcal | 2.0g |
瓶ビール | 4~8% | 40kcal | 15.5g |
この表から確認できるのはアルコールの度数とカロリーは比例しているということです。
ただし、一度に飲むお酒の量は種類によって異なるため、100mlのカロリーを比べただけでは一概にどのお酒が太りやすいとは言えません。
実際の飲酒量に対してのカロリーを計算していく必要があります。
先程もお伝えした通り、厚生労働省の摂取目安の20g相当に含まれるカロリーを比較してみるとこのような結果となります。
酒類 | 20gあたりのカロリー |
ウイスキー | 142kcal |
焼酎 | 102kcal |
日本酒 | 196kcal |
赤ワイン | 161kcal |
ビール | 216kcal |
このように、お酒の飲酒量に対するウイスキーのカロリーが、ビールやワインなどに比べると総合的には高くはないので、実際にお酒をたくさん飲む人ほど、ウイスキーの方が摂取カロリーが低くなるということになりますね。
エンプティカロリーについて
日常ではあまり聞き慣れない言葉で「エンプティカロリー」という言葉があります。
エンプティカロリーとは、アルコールに含まれているカロリーの通称です。
エンプティカロリーは一般的な食べ物や飲み物から摂取されるカロリーとは異なり、アルコールに含まれるカロリーは体に蓄積される栄養成分などが含まれておらず、熱として分解されやすい成分です。
しかし、お酒のカロリーも摂取カロリーとなるため飲みすぎれば太る可能性もあるので、注意することも大切です。
また、アルコールの分解が脂肪の代謝を遅らせるほか、アルコールには食欲の増進効果もあり、カロリーの高いおつまみなどを共に食べ過ぎてしまうといった危険性があります。
ですので、生活習慣病等にかからないよう健康的にお酒を楽しむためにも、飲酒量やおつまみのカロリーをある程度意識しておくことも大切ですね。
ウイスキーのおすすめの飲み方
ウイスキーの飲み方には様々なものがあります。
代表的ないくつかの飲み方をご紹介いたしますので、興味がある方は是非お試ししてみてはいかがでしょうか?
ストレート
ウイスキー本来の香りや味をダイレクトに楽しみたいという方にお勧めの飲み方です。
テイスティンググラスやロックグラスに常温のウイスキーを少し注ぎ、チェイサーとして水や氷を用意して少しずつ口に含み、楽しむ飲み方となります。
ロック
氷と一緒に楽しむ飲み方で、氷でウイスキーを冷やすことでアルコールの刺激が和らぎ、口当たりがまろやかになり、比較的飲みやすい方法です。
氷は大きめの物を選びグラスに入れた後、グラスの熱で氷を少し溶かしてからウイスキーを注ぎ、少しずつ楽しむ飲み方です。
ハイボール
こちらは紹介する中で一番ご存じの方が多い、ポピュラーな飲み方だと思われます。
ハイボールとはウイスキーを炭酸水で割って飲む方法で、爽快感があり炭酸がウイスキーの香りをより一層引き立たせてくれます。
冷やしたグラスに氷を入れ、水分を捨てた後にウイスキーを注ぎます。
そのあと氷とウイスキーをかき混ぜて冷やし、炭酸水をゆっくり注いでいきます。
割合としてはウイスキーが3で炭酸水が7の割合が一番バランスがいいとされている飲み方です。
お好みでカットしたレモンなどを入れると、より爽やかな口当たりになりますので、是非一度お試しください。
トワイスアップ
トワイスアップとは、常温のウイスキーと常温の水を1:1で割って飲む方法です。
ウイスキーの香りを楽しめる飲み方で、ワイングラスやテイスティンググラスが適しています。
これらが主な代表的な飲み方で、その他にもミストと呼ばれる砕いた氷をグラスいっぱいに入れてウイスキーを注ぐ飲み方や、ウイスキーを温める飲み方など、ウイスキーだけでも様々な飲み方があります。
お酒で失敗しないようにお酒と楽しく付き合っていくためにも、飲みすぎないように自分自身のアルコール摂取の許容範囲量を把握しておくことも大切ですね。
ウイスキーと相性のいい食べ物
ここではウイスキーをより楽しむために一緒に食べるとよいとされている食べ物をご紹介いたします。
・燻製品
ウイスキー本来のスモーキーさや香りと相性が良いとされています。
・肉料理
肉の油がウイスキーの味をより引き立てます。
・中華料理
中華料理に使われているスパイスがウイスキーとマッチします。
・生牡蠣
生牡蠣に直接ウイスキーをかけて食べると、潮の香りや塩味がウイスキーと調和します。
・チョコレート
カカオの分量が高いチョコレートはウイスキーの甘味や苦みと相性が良く、甘いおつまみとしてもよく楽しまれています。
一部の食べ物をご紹介いたしましたが、カロリーが気になる方にお勧めのおつまみとしては、高タンパク質で低糖質である、ナッツや枝豆などの豆類や、スルメなどもおすすめです。
ですが、アルコールには食欲増進の効果もありますので、食べすぎにはご注意ください。
おすすめのウイスキー銘柄
ウイスキーが苦手な方や飲んだことがない方、または新たにウイスキーを楽しみたいという方へ、個人的にお勧めのウイスキーをいくつかご紹介させて頂きますのでご参考までにどうぞ!
・サントリー ウイスキー 知多
知多はサントリーが販売する国産のグレーンウイスキーです。
特徴としては愛知県にある知多蒸溜所で生まれたウイスキーで、軽やかな味わいとほのかに甘い香りが特徴の比較的安価なウイスキーとなります。
・デュワーズ
デュワーズとは、イギリスのスコットランドで1846年に創業した世界的なウイスキーブランドです。
デュワーズの特徴はブレンドしたウイスキーをもう一度樽の中で熟成させるダブルエイジ製法でつくられており、バランスのいいウイスキーとなっています。
・オールドパー
最後はイギリスのスコットランドにあるマクドナルド・グリンリース社が製造している「オールドパー」です。
オールドパーとは152歳まで生きていたとされる伝説のイギリス人トーマス・パーという人物に由来し、ラベルには彼の肖像画と生没年が書かれています。
フルーティーな香りとスモーキーな香りが特徴のウイスキーです。
・ブラントン
ブラントンとは、アメリカのケンタッキー州のバッファロートレース蒸溜所で製造されているシングルバレルのバーボンウイスキーです。
8面体の球状のボトルでキャップのコルク部分に馬のフィギュアがついていたり、製造年月日やボトリングナンバーなど、生産者達が全て手書きで記入していることが特徴的なボトルとなっています。
味わいはバニラやカラメル、オレンジ等の香りが感じられ、芳醇で甘い香りを楽しめます。
個人的におすすめの飲み方は、ウイスキー本来の味を楽しめるロックやストレートがおすすめです。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました!
お酒は様々な状況で、いろいろな人と飲むことがあると思いますが、その際にウイスキーというお酒を今より深く楽しんでいきましょう。
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