2023年7月19日

ウイスキーの偽物の見分け方、気をつけるべきポイントを解説

ウイスキー 偽物 見分け方

近年ウイスキーの価格が高騰しています。

 

ウイスキーを飲むために購入するのでなく、転売目的で売買する人も増えており、メルカリやラクマなどのフリマアプリでの取引も活発です。

 

売買が活発になった市場には必ず偽物が出回ります。

 

特に山崎や響などの高額なウイスキーは注意が必要です。

 

この記事では、ウイスキーの偽物と本物の見分け方について解説していきます。

 

そもそもなぜ偽物はだめなのか?

 

そもそもなぜ偽物のウイスキーはだめなのでしょうか?

 

自分が良ければいいという考えではいけません。

 

主要なお酒の銘柄は、そのほどんどが権利者によって商標登録されています。

 

権利者が登録する商標は銘柄名だけではありません。

 

ボトル全体の立体画像、ロゴ画像など、細部にわたります。

 

商標登録されたウイスキーの模造品を製造・販売する行為は、商標権を侵害する行為にあたります。

 

商標権を侵害した場合は、当然罰則があります。

 

なお、模造品を真正品と意図的に偽って販売したとなると、詐欺罪も適用される可能性が高いです。

 

さらに模造品の中身が人体に害のある液体で、購入者がそれを飲んで体調を崩してしまったら、傷害罪も適用されるでしょう。

 

このように、模造品を製造・販売する行為はリスクしかありません。

 

権利者の権利と利益を侵害し、購入者にも不利益しかもたらさない許し難い行為です。

 

ウイスキーの偽物の見分け方

 

近年ウイスキーの買取価格が上昇しており、売れば儲かるからと本物の空瓶に偽物の液体を入れるなどの手口が横行しています。

 

特に山崎や響、白州など高価買取されるウイスキーは注意が必要です。

 

以下では、ウイスキーの偽物と本物の見分け方を紹介していきます。

 

キャップ

 

偽物と本物のウイスキーを見分けるためには、まず第一にキャップに注目しましょう。

 

偽物のキャップは本物と微妙に異なっており、切れ込みの角度や縫い目の位置、刻印の場所や深さなどが違います。

 

キャップは、お酒の真贋鑑定では真っ先にチェックされる項目なので、覚えておきましょう。

 

特に響のキャップは独特なので、本物のキャップの特徴を知っておけば偽物に騙されることも少なくなるでしょう。

 

シール

 

シールが貼ってあるかどうかで、本物であるか見分けることができる銘柄もあります。

 

例えば、山崎にはマイレージシールが貼っています。

 

基本的にはマイレージシールが貼ってあれば本物、なければ偽物の可能性が高いと判断できます。

 

しかし、マイレージシールが貼ってある空瓶に偽物の中身が入れ替えられている可能性もありますので、他の項目と合わせて確認する必要があります。

 

色味

 

本物のウイスキーは金色に近い色をしていますが、偽物のウイスキーは沈殿物があったり茶色で濁ったりしていることが多いです。

 

しかし、最近の偽物のウイスキーは非常にわかりにくくなっているので、素人には判断が難しいです。

 

そのため、確実に判断してもらいたい場合は、専門の鑑定士に依頼しましょう。

 

価格

 

相場より安すぎる価格で販売されているウイスキーには注意です。

 

また、空瓶を出品している出品者にも注意してください。

 

昨今ウイスキーの空瓶やフィルム付きのキャップを購入し、安いウイスキーを中に入れてフィルムを装着して新品に偽造する行為が行われています。

 

上記の出品者は複数の空瓶を購入し、偽造したうえで余った空瓶を売っていると憶測できます。

 

一点の出品のみで判断せず、全体の相場を確認しましょう。

 

購入場所が書いていない

 

酒店や百貨店などの店舗であれば信頼できますが、できれば店名も書いていると安心できます。

 

いただきものという記載もよく見られますが、高額で希少なものが贈られることってなかなかありませんし、いただいた高額商品をフリマに流すことも考えづらいのではないでしょうか。

 

本当にいただきものということもあるでしょうが、一旦疑った方がいいでしょう。

 

出品者の評価、過去の出品数

 

悪い評価が多い出品者はもちろん、過去の出品数が0という出品者も非常に怪しいです。

 

また、本人評価前かつ評価数が少ない、デフォルトアイコンのままの出品者も怪しいので気をつけましょう。

 

同様に過去の出品があまりに安く設定しているものばかりというのも怪しいです。

 

高価買取されるウイスキーとは

 

ウイスキーは高価買取が狙える商品であり、希少な銘柄は定価の数十倍といった値段で売れることもあります。

 

その中でも特に高価買取されるウイスキーはどんなものなのか紹介していきます。

 

未開封

 

高く買取されるウイスキーの多くは、未開封の状態であることが多いです。

 

たとえ飲んでいなくても一度でも開封されていれば中古品となってしまうため、査定額が下がりやすくなります。

 

開封されていると中身の状態も悪くなることも、買取価格が低くなる一つの要因です。

 

開封済みと未開封のウイスキーでは、買取価格に数万円の差が付くこともあるので、売る可能性のあるウイスキーはできるだけ未開封状態で保管しておくことをおすすめします。

 

希少価値が高い銘柄

 

数量限定で販売されたウイスキーなど、限定品のものや、熟成期間が長いウイスキーなど、希少価値の高い銘柄は高額で買取されることが多いです。

 

中には中身が入っていない空瓶でも数万円で買取が行われることもあるほどです。

 

希少価値の高いウイスキーは、コレクターにとって空瓶でも需要があるのです。

 

ウイスキーを高く売るコツ

 

ウイスキーを売る際に、できるだけ高く売るために行うといいことを紹介します。

 

未開封で付属品が揃っている状態

 

一度開封してしまうと価値が下がってしまいます。

 

開封済みのお酒は買取できないケースが多いため、売却予定のあるお酒は、開封せずに保管しておきましょう。

 

また、箱や説明書などの付属品が付いている場合は、付属品があるかないかで買取価格が変わることがあるため保管しておきましょう。

 

特に希少性の高いお酒や限定品には、付属品が付いていることが多く、付属品がすべて揃っていると高額買取が期待できます。

 

売却前に綺麗にしておく

 

綺麗なものの方が買取価格がアップします。

 

売る前に瓶やホコリを払い、汚れを拭いておいたりなど、簡単にクリーニングしておきましょう。

 

しかし、やりすぎると傷が付いてしまうこともあるので、ほどほどにできる範囲で綺麗にするのがベストです。

 

適切な保管方法で保管する

 

お酒は温度や湿度によって味や風味が変わるため、そのお酒に合った適切な保管方法で保管しておく必要があります。

 

商品の状態は買取価格に大きく影響するため、保管方法を気にしたことがなかったという人はお酒の管理方法を見直しましょう。

 

まとめて売る

 

買取に出すお酒を複数所持している場合は、まとめて売る方が買取価格が上がる可能性が高くなります。

 

写真を加工したりしない

 

写真査定の際、綺麗に見せるために写真をアプリで加工したりする人がいますが、それはよくありません。

 

写真が綺麗でも、実物と違うと最終的な買取価格が下がってしまいます。

 

あくまでもありのままの状態がわかる写真を送るようにしましょう。

 

買取価格の理由を説明してもらう

 

買取価格が相場より低いなど納得のいかない場合は、その買取価格になった理由を説明してもらいましょう。

 

傷の状態による減額などが明確であったり、商品の相場の話をしっかりしてくれる査定士を選ぶことも大切です。

 

複数の業者と比較する

 

ウイスキーを売るときは2社以上の業者に見積もりを取りましょう。

 

査定結果を比較し、最も高く買い取ってくれる業者を選ぶようにします。

 

ウイスキーなどの酒類は専門性が高く、製造年数、在庫状況、品質など、多くの要素を適切に見なければウイスキーの本来の買取相場はわかりません。

 

相場がわからなければ、本来はもっと高く売れたはずなのに、損をしてしまうケースもあります。

 

特定の銘柄の買取に強い業者、まとめ売りに強い業者など、業者によって得意とするジャンルがあります。

 

また、キャンペーンの内容や期間限定で買取率をアップしているなど、お得な情報がないかも調べてみるとよいでしょう。

 

まとめ

 

ウイスキーの偽物と本物の見分け方について紹介しました。

 

ウイスキーは高価買取が期待できますが、中には偽物のウイスキーも出回っているので十分に注意しておく必要があります。

 

さらに、売却するときは適切な買取業者を選ぶことも大切です。

 

Wgainでは、価値のあるヴィンテージウイスキーで資産運用ができる日本初のプラットフォームを運営していますので、ぜひウイスキーがお好きな方、資産運用に興味がある方はご検討ください。

 

お客様が所持しているウイスキーもしくはWgainが出品するウイスキーの所有権を購入していただき、売却することで資産運用ができます。