2023年7月12日

【2023年】山崎25年の買取相場!高く売る方法や買取サービスを紹介

山崎 25年 買取

ジャパニーズウイスキーの中でも人気が高い「山崎25年」は、買いたいと思ってもなかなか入手することが難しい希少価値の高いウイスキーです。

 

そのため、存在は知っているけれど、どんなお酒なのか、どこで購入できるのかなど、疑問を抱いている人も多いはずです。

 

そこで今回は、「山崎25年」の特徴や人気の理由、入手方法、買取市場での価値などを解説していきます。

 

山崎18年を買いたい・売りたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

 

山崎25年の特徴

 

日本の飲料メーカーであるサントリーは、ソフトドリンクやアルコールを製造・販売していますが、アルコールの商品の中でも特に知られているのが「山崎」シリーズではないでしょうか。

 

サントリーの人気商品である「山崎」は1984年に発売されました。

 

山崎は、大麦麦芽のみを原料とした「シングルモルトウイスキー」に分類されます。

 

シングルモルトとは1つの蒸溜所のみで作られる大麦の麦芽のみを原料としたウイスキーのことで、山崎は大阪府三島郡島本町山崎にある「山崎蒸溜所」で作られたモルト原酒のみを使用しています。

 

山崎蒸溜所では作りたい味わいによって、ステンレスと木桶の2種類の発酵槽を使い分けて原酒を作ります。

 

また、原酒を熟成させる樽は、バーボンの貯蔵に一度だけ使用された樽である「バーレル」「ホッグスヘッド」、北米産ホワイトオーク製の樽「パンチョン」、スパニッシュオーク製の「シェリー樽」、「ミズナラ樽」などさまざまな種類があります。

 

そのようにして熟成された原酒を熟練のブレンダーが組み合わせることで、山崎の繊細で深い味わいが生まれます。

 

山崎25年が人気の理由

 

次に、山崎25年の人気の理由について解説します。

 

山崎25年は買取市場では、定価よりも何倍も高く取引されています。

 

それだけ高く買取される人気の理由は、どこにあるのでしょうか?

 

ジャパニーズウイスキーブームが来ている

 

山崎25年をはじめとしたジャパニーズウイスキーは、世界的にブームが来ています。

 

2001年に開催されたベスト・オブ・ザ・ベストにおいてジャパニーズウィスキーが1位と2位を受賞したのを皮切りに、さまざまな銘柄のジャパニーズウイスキーが国際的なコンペティションで数々の賞を受賞していきました。

 

今ではジャパニーズウイスキーは、世界5大ウイスキーの一つに数えられるほどになっています。

 

それまでは人気が低迷していたジャパニーズウイスキーですが、一過性のブームではなく今では海外での評価も高く、不動の人気を誇っています。

 

また国内においては、ハイボールブームと連続テレビ小説「マッサン」が放映されたことにより認知が広まりました。

 

サントリー創業100周年を記念した限定品

 

山崎25年は、サントリーの創業100周年を記念して生産された限定品です。

 

100周年という節目に作られたことからも、会社にとっても思い入れの深い逸品であることがうかがえます。

 

山崎25年はその人気の高さから、本体だけでなく空瓶にも需要があると、買取市場では注目されています。

 

熟成感と深みのある味わい

 

山崎25年の人気は、その熟成された深い味わいも理由にあります。

 

ミズナラ樽由来の伽羅をはじめとした香木のようなアクセントに、スパニッシュオーク、アメリカンオーク熟成から熟した果実の香りが広がります。

 

そして、口の中でまろやかに広がる甘みと深みのある酸味、ほろ苦さを経て心地よいオリエンタルな余韻が残ります。

 

ウイスキー通の人が飲んでも、納得する味わい深い特徴が、山崎25年の人気を支えています。

 

テイスティングノート

香り•••熟した果実、オレンジマーマレード、伽羅・香木

味•••濃厚な甘み、蜂蜜、かすかな薫香、ほろ苦さ

フィニッシュ•••甘酸っぱさ、香木、スパイシー

 

世界的な賞の受賞歴がある

 

山崎25年は、世界的に権威ある賞を受賞しています。

 

2012年にWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)でワールド・ベスト・シングルモルトウイスキーを受賞しました。

 

WWAはイギリスで開催される国際的なウイスキーのコンペティションです。

 

2015年には、米国で最大級のウイスキーのコンペティションのSWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)で、ダブルゴールド(最優秀金賞)を受賞しています。

 

最優秀金賞は、全審査員が金賞に選んだ銘柄のウィスキーにのみ与えられる賞です。

 

このような受賞歴からもわかるように、山崎25年は世界的に人気が認められたウイスキーとして人気を確立しています。

 

完成までに時間がかかる

 

山崎25年は、完成までに25年以上の長期熟成期間を必要とするため、大量生産できるものではなく、その販売本数は1年間に1,200本前後となっています。

 

時間がかかるゆえに生産量が少なく、需要に追い付いていない状態のため希少価値が高くなっていることも人気を後押しする理由です。

 

山崎25年はどこで買える?

 

山崎25年を今から入手したいという方に向けて、購入できる場所や価格を調べました。

 

希望小売価格は160,000円(税込)ですが、定価で手に入れるのは難しく、ネット通販などではプレ値と呼ばれる定価に上乗せされた金額で販売されています。

 

通販サイト

 

大手通販サイトを利用すれば、比較的容易に山崎25年を入手できますが、価格はメーカーの希望小売価格よりもかなり高騰しているのが実情です。

 

主要通販サイトの価格(2023年6月現在)

Amazon1,450,000円

楽天1,300,000円

 

百貨店・スーパー・酒屋

 

百貨店やスーパー、酒屋には山崎のウイスキーは売っているものの、山崎25年が並んでいることはほとんどないと言っていいでしょう。

 

山崎25年を購入する方法としては、抽選販売で手に入れる方法があります。

 

高島屋や伊勢丹などの百貨店、ビッグカメラ、免税店などで抽選販売が行われています。

 

運が良ければ、抽選に当選し、定価で山崎25年を手に入れられるかもしれません。

 

山崎25年の種類

 

山崎25年には、いくつかの種類があります。

 

それぞれの特徴をみていきましょう。

 

山崎25年シングルモルト 紙箱

 

山崎25年シングルモルト 紙箱は、最も数が多く販売されている製品で、2021年6月まで生産されていました。

 

それでも買取価格は定価より高く、950,000円前後が相場です。

 

ただし、上記の相場は、付属品が全て揃った状態での買取価格になります。

 

山崎25年シングルモルト 紙箱の付属品は、紙箱・スポンジ・内箱・冊子・プラスチックスリーブです。

 

付属品が全て揃っているかそうでないかは非常に重要なポイントで、スポンジがないだけでも査定額が大きく変わってしまいます。

 

できる限り高く売りたければ、箱や冊子だけでなくスポンジまで完備した状態で売却しましょう。

 

また、ボトルのみの買取となると660,000円前後が相場になります。

 

山崎25年シングルモルト ベロア

 

山崎25年シングルモルト ベロアの付属品は、外箱・スポンジ・ベロアの内箱です。

 

ボトリング年号が入っているものと入っていないものがあります。

 

年号が入っている場合は、ラベルの正面左下に記載されています。

 

最も古いものが1998年にボトルインしたもので、最も新しいものが2005年にボトルインしたものです。

 

1000本前後しか販売されないので、山崎25年の中でもかなりレアで高額買取になります。

 

買取相場は1,800,000円〜2,200,000円とかなり高額で取引されています。

 

特に古い年代にボトルインしたものが、ベロアの中でも高く買取される傾向があります。

 

中でも2002年にボトルインしたベロアは、生産本数が他の年代よりも少なく600本となっているため希少価値が高くなっています。

 

また、ベロアのシリーズは、古い製品のため外箱が揃っていなくても高値での買取が期待できます。

 

山崎25年シングルモルト ミズナラ布箱

 

2021年から発売されている山崎25年シングルモルトは、これまでのシェリー樽からミズナラ樽にリニューアルした製品です。

 

山崎25年リミテッドエディション

 

山崎25年リミテッドエディションは、白箱・桐箱に水引きのついた製品で、付属品には冊子が付きます。

 

一般の酒屋では販売されていない製品で、免税店のみで販売されています。

 

山崎25年サントリー創業100周年 特別限定品

 

山崎25年は、もともとサントリー創業100周年の記念品として販売された製品です。

 

1999年から毎年数量限定で生産されていますが、中でも1998年秋に発売された山崎25年は希少価値が高く、買取相場は1,100,000円です。

 

山崎25年の価格推移

 

山崎25年の定価は、発売から2022年3月出荷分までは、125,000円で販売されていました。

 

2022年4月から価格改定され、160,000円に値上がりしています。

 

この値上げの理由は、原酒不足という要因と生産体制を改善するための設備増設によるものとされています。

 

また、山崎25年は買取価格も上昇しています。

 

2000年代に入りジャパニーズウイスキーが世界的に認められるようになり、国内ではハイボールが流行したこと、2014年に放映されたNHKドラマの影響から山崎をはじめとしたジャパニーズウイスキーの価値と需要が高まったことが理由に挙げられます。

 

山崎25年の買取価格は、2015年に200,000円だったのに対し、2018年には550,000円、2021年には880,000円と年々上昇しています。

 

しかし、実は2014年までの買取価格は定価を下回っていました。

 

一気に跳ね上がったのは2015年以降です。

 

それ以降、買取価格は上がり続け2023年では950,000円となっています。

 

定価も値上がりしてはいますが、それ以上に買取相場の上昇率が高くなっています。

 

山崎25年はそれほどに定価で入手するのが非常に困難な銘柄だというのがわかります。

 

製造を増やそうとはしていますが、熟成に時間がかかるお酒のため、すぐに入手しやすくなるとは考えづらいので、高値はしばらく続くと思われます。

 

山崎25年の買取相場

 

ここでは、数多くのお酒の買取店から収集した買取価格をもとに、山崎の買取相場をご紹介します。

 

買取価格はタイミングや店舗によっても異なるため、目安程度にご覧ください。

 

※下記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

※市場状況や在庫状況により買取価格が変動する場合があります。

※買取相場の価格は未開封・未使用品を想定しています。

 

山崎25年シングルモルト 紙箱:950,000円前後

山崎25年シングルモルト ベロア:1,800,000~2,200,000円

山崎25年シングルモルト ミズナラ布箱:940,000~960,000円

山崎25年リミテッドエディション:950,000~1,000,000円

山崎25年サントリー創業100周年 特別限定品:1,100,000円前後

 

山崎25年の価格が高騰している理由

 

山崎25年は製造に時間がかかるため、生産量の少なさから市場に出回る機会が少なく、価格相場は年々上昇傾向にあります。

 

定価で購入するのは非常に困難だというのが現状です。

 

一方で山崎25年を売りたい方にとっては、高騰している今が高く売れるチャンスです。

 

一度買取業者に査定に出してみるとよいでしょう。

 

山崎25年の買取業者を選ぶポイント

 

山崎25年を買取に出そうと思ったとき、どの買取業者に依頼するのが良いのでしょうか。

 

ここでは山崎を安心して買取に出すために、買取業者を選ぶポイントを紹介します。

 

インターネットや電話で買取依頼を受け付けている

 

買取サービスの利用というと、買取店に売りたい品物を持ち込んで買取してもらうという形を想像する方が多いかと思います。

 

しかし実際には、お酒を専門に取り扱っている買取店も存在しますが、数が少ないのが現状です。

 

近くに店舗がない場合は、遠くの店舗までウイスキーを持ち運ばなければいけないので、時間と手間がかかります。

 

また、ウイスキーはガラスや陶器のボトルに入っているので、遠距離を持ち運んでいる際にボトルが割れたり、ヒビが入ったりしてしまっては大変です。

 

そこでおすすめするのが、インターネットや電話で買取依頼を受け付けている買取業者です。

 

全国規模で買取サービスを展開しているような大規模な買取業者では、インターネットや電話で受け付けていることが多いです。

 

全国どこからでも利用でき、ウイスキーを店舗まで持ち運ぶ必要がないというのがメリットです。

 

お酒の買取実績が豊富

 

大規模な買取業者はさまざまな買取品目を取り扱っていることが多く、お酒に特化している業者は多くありません。

 

そのため、買取業者によって得意とする品物が異なります。

 

山崎25年の本来の価値を正確に見極めてもらうためには、お酒の買取を得意とした買取業者に査定を依頼したいところです。

 

気になる買取業者があったら、事前にホームページなどを見て、お酒の買取実績が豊富かどうかを確認しておくことをおすすめします。

 

手数料・キャンセル料が無料

 

買取業者によっては査定料やキャンセル料などの手数料がかかる場合があります。

 

せっかく価値の高い山崎を売っても、手数料が引かれてしまっては実際に受け取れる買取金額が減ってしまいます。

 

また、査定だけしてもらいたい場合に、手数料を取られてしまうと気軽に利用することができません。

 

買取業者に依頼する前に、査定やキャンセルの際に手数料が発生するかどうかを確認しておきましょう。

 

山崎25年を高く売るコツ

 

山崎25年は買い取りに出すと、100万円以上の価値が付く可能性があるものですから、どこにどのような状態で売るかによって利益は大きく変わってきます。

 

ここでは山崎25年をできる限り高く売るコツを紹介します。

 

付属品を揃える

 

山崎25年は、その希少性からボトルのみでも定価より高く買取してもらえます。

 

しかし、外箱や内箱、冊子などの付属品が揃っている状態であればより高く売れます。

 

できる限り高く売りたければ、付属品が全て揃った状態で買取に出しましょう。

 

早めに売る

 

山崎25年は、古いものほど高く売れると思ってすぐに売らずに保管している人もいます。

 

しかし、劣化する前に早めに売った方が高く売れるでしょう。

 

開封済み・ボトルにヒビや傷がある・ウイスキーの液面が下がっている・ウイスキーが変色しているなどの症状がある場合は、買取価格が下がってしまう可能性があります。

 

保管状態によっては、未開封でも時間の経過とともに劣化しやすくなります。

 

ウイスキーの保管方法には気をつけて、購入時に付属している箱にしまったまま、冷暗所に保管しておくことをおすすめします。

 

買取実績が豊富な業者を選ぶ

 

買取業者はさまざまな分野の買取をしていることが多いです。

 

お酒の知識が少ない買取業者に山崎25年を売却すると、その価値がわからず適正な金額で買取してもらえない可能性があります。

 

ホームページなどで買取実績を確認して、お酒の買取実績が豊富な業者を選ぶことをおすすめします。

 

まとめて売る

 

他にも売却したいお酒がある場合は、一緒に売ると高く買取してもらえる可能性があります。

 

まとめ売りは、経費を削減できるため買取業者にとってもメリットがあります。

 

特に交通費のかかる出張買取では、まとめ売りによる買取額アップキャンペーンを行っている業者も少なくありません。

 

ただし、必ずしもまとめ売りで買取額がアップするわけでもないため、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

汚れを綺麗にしておく

 

ボトルやラベルの汚れも買取価格に影響することがあります。

 

簡単に落とせそうな汚れであれば、査定に出す前に綺麗にしておきましょう。

 

ただ、ラベルが剥がれたりボトルに傷がついてしまっては取り返しがつかないので、柔らかい布で拭く程度にとどめておきましょう。

 

まとめ

 

山崎25年は、なかなか手に入れることが難しい希少価値の高いウイスキーです。

 

熟成に時間がかかるため、生産量が少なく、価格相場は年々上昇傾向にあります。

 

もし山崎25年が家にあって、飲まずに保管してあるという方は、買取価格が高騰している今売却を検討してみるのもいいでしょう。

 

Wgainではウイスキーを買い取るのではなく、価値のあるヴィンテージウイスキーで資産運用ができる日本初のプラットフォームを運営しています。

 

お客様が所持しているウイスキーもしくは当社が出品するウイスキーの所有権を購入していただき、売却することで資産運用ができます。

 

ぜひウイスキーがお好きな方、資産運用に興味がある方はご検討ください。