2023年7月12日
【2023年】イチローズモルトの買取相場!高く売る方法や買取サービスを紹介
目次
イチローズモルトは比較的新しいウイスキーですが、世界的な賞を受賞しており、今では希少な高級ウイスキーとして高い人気を誇っています。
元々の出荷本数が少ないため、希少性が高く、買取価格も高騰しています。
この記事では、イチローズモルトの特徴や買取相場をご紹介します。
イチローズモルトの特徴
イチローズモルトは肥土伊知郎氏の株式会社ベンチャーウイスキーによって造られたウイスキーです。
ベンチャーウイスキーは2004年に創業、秩父市に蒸留所を置いています。
ベンチャーウイスキーの創業者・肥土伊知郎氏の家系は元々酒蔵を営んでおり、1946年から羽生蒸留所にてウイスキー造りに着手していました。
しかし肥土氏の父親の時代に経営は徐々に傾きはじめたため、肥土氏自身も事業再建のために、自社商品の売り込みに取り組みました。
羽生蒸留所でつくられた原酒は、個性ある味として評価を集めていましたが、経営回復までには至らず、2000年に関西の酒造メーカーに売却されることになります。
残された熟成中の約4,000樽の原酒が破棄される恐れもありましたが、福島県にある「笹の川酒造」に預かってもらうことになり、最悪の事態は免れました。
その後、笹の川酒造をはじめ多くの協力者を得て、肥土氏は2004年にベンチャーウイスキーを創業しました。
残された約4,000樽の原酒をボトリングし、2005年に「イチローズモルト ヴィンテージシングルモルト」を販売し、世界から認めらえるウイスキーとして認知度を上げていきます。
2007年に秩父市に新しい蒸留所を建設し、以降は羽生と秩父で熟成させたウイスキーを独自にブレンドし、数多くのシリーズを展開しています。
イチローズモルトの種類と買取相場
イチローズモルトは、一般的に購入できるものから、プレミアのついているものまでさまざまな種類があります。
イチローズモルトの各種ウイスキーの買取相場をみていきましょう。
※下記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※市場状況や在庫状況により買取価格が変動する場合があります。
※買取相場の価格は未開封・未使用品を想定しています。
イチローズモルト 羽生
閉鎖した羽生蒸留所の原酒を用いており、数に限りがあるため、買取市場でも高額で取引されています。
15年もので、7,000円程度、20年ものでは倍の15,000円程度で買取されています。
羽生蒸留所は2000年に閉鎖しましたが、2021年度に蒸留所を再開したため、今後価格が安定するかもしれません。
しかし、ウイスキーは出来上がるまでの時間がかかるため、買取価格に反映されるのも時間がかかると思われます。
イチローズモルト カードシリーズ
トランプのカードをモチーフにした、ベンチャーウイスキーの人気シリーズです。
2000年に閉鎖してしまった羽生蒸留所の原酒がベースになっているウイスキーのため、すでに販売が終了しています。
カードシリーズは全54種類と豊富で、2種類以上のカスクを絶妙な割合でブレンドされているため、それぞれに個性があります。
買取額は数十万円から、製造本数が少ないものは数百万円もの値打ちがつくこともあります。
イチローズモルト 秩父
2007年に建設された秩父蒸留所でつくられたウイスキーです。
2011年に発売された「イチローズモルト 秩父 ザ・ファースト」を皮切りに、年に1〜4種類ほど新しい種類をリリースしています。
秩父で作られているイチローズモルトは15,000円程度で売られているものが多く、比較的手に入りやすいと言えます。
各種類ごとに数千本程度の限定販売になっているため、価値が高まる要因となっています。
種類ごとの希少性の高さによって買取相場は変わりますが、最低でも7,000円〜になるでしょう。
イチローズモルト ダブルディスティラリーズ
閉鎖した羽生蒸留所と、秩父蒸留所で熟成させたをブレンドしたウイスキーです。
買取相場は、6,000円程度です。
イチローズモルトワインウッドリザーブWWR
赤ワインの熟成に樽を利用しており、秩父で作られているため、生産量が圧倒的に少ないのが特徴です。
プレミアがつかない通常の状態であれば、7,000円~10,000円が買取相場です。
イチローズモルトミズナラウッドリザーブMWR
北海道の木を使った樽を使用しています。
イチローズモルトの代表作といってもよいほどで、世界的にも人気があります。
買取相場は、7,000円前後です。
イチローズモルトの買取価格が高騰している理由
イチローズモルトは2004年にベンチャーとして再建された時期から、ジャパニーズウイスキーブームなどの影響にもより、世界的に知れ渡りました。
一度に400本程度しか作らないので、手に入りにくいことでも希少性があります。
さらに、こだわりを持った品質の高いウイスキーであることが世界的に評価されています。
イチローズモルトの買取業者を選ぶポイント
イチローズモルトを買取に出そうと思ったとき、どの買取業者に依頼するのが良いのでしょうか。
ここではイチローズモルトを安心して買取に出すために、買取業者を選ぶポイントを紹介します。
インターネットや電話で買取依頼を受け付けている
買取サービスの利用というと、買取店に売りたい品物を持ち込んで買取してもらうという形を想像する方が多いかと思います。
しかし実際には、お酒を専門に取り扱っている買取店も存在しますが、数が少ないのが現状です。
近くに店舗がない場合は、遠くの店舗までウイスキーを持ち運ばなければいけないので、時間と手間がかかります。
また、ウイスキーはガラスや陶器のボトルに入っているので、遠距離を持ち運んでいる際にボトルが割れたり、ヒビが入ったりしてしまっては大変です。
そこでおすすめするのが、インターネットや電話で買取依頼を受け付けている買取業者です。
全国規模で買取サービスを展開しているような大規模な買取業者では、インターネットや電話で受け付けていることが多いです。
全国どこからでも利用でき、ウイスキーを店舗まで持ち運ぶ必要がないというのがメリットです。
お酒の買取実績が豊富
大規模な買取業者はさまざまな買取品目を取り扱っていることが多く、お酒に特化している業者は多くありません。
そのため、買取業者によって得意とする品物が異なります。
イチローズモルトの本来の価値を正確に見極めてもらうためには、お酒の買取を得意とした買取業者に査定を依頼したいところです。
気になる買取業者があったら、事前にホームページなどを見て、お酒の買取実績が豊富かどうかを確認しておくことをおすすめします。
手数料・キャンセル料が無料
買取業者によっては査定料やキャンセル料などの手数料がかかる場合があります。
せっかく価値の高いウイスキーを売っても、手数料が引かれてしまっては実際に受け取れる買取金額が減ってしまいます。
また、査定だけしてもらいたい場合に、手数料を取られてしまうと気軽に利用することができません。
買取業者に依頼する前に、査定やキャンセルの際に手数料が発生するかどうかを確認しておきましょう。
イチローズモルトを高く売るコツ
ここではイチローズモルトをできる限り高く売るコツを紹介します。
付属品を揃える
お酒を売るときは、外箱などの付属品が揃っている状態であれば、より高く売れることが多いです。
イチローズモルトは、限定ボトルにふさわしく特製の木箱に入っています。
また、木箱の中には、光沢感ある純白の布が敷かれており、特別感を醸しだしています。
高く買取してもらうには、布もそなわっている状態で、木箱に保管されていることが望ましいです。
早めに売る
イチローズモルトは、古いものほど高く売れると思ってすぐに売らずに保管している人もいます。
しかし、劣化する前に早めに売った方が高く売れるでしょう。
開封済み・ボトルにヒビや傷がある・ウイスキーの液面が下がっている・ウイスキーが変色しているなどの症状がある場合は、買取価格が下がってしまう可能性があります。
保管状態によっては、未開封でも時間の経過とともに劣化しやすくなります。
ウイスキーの保管方法には気をつけて、購入時に付属している箱にしまったまま、冷暗所に保管しておくことをおすすめします。
買取実績が豊富な業者を選ぶ
買取業者はさまざまな分野の買取をしていることが多いです。
お酒の知識が少ない買取業者にイチローズモルトを売却すると、その価値がわからず適正な金額で買取してもらえない可能性があります。
ホームページなどで買取実績を確認して、お酒の買取実績が豊富な業者を選ぶことをおすすめします。
まとめて売る
他にも売却したいお酒がある場合は、一緒に売ると高く買取してもらえる可能性があります。
まとめ売りは、経費を削減できるため買取業者にとってもメリットがあります。
特に交通費のかかる出張買取では、まとめ売りによる買取額アップキャンペーンを行っている業者も少なくありません。
ただし、必ずしもまとめ売りで買取額がアップするわけでもないため、事前に確認しておくことをおすすめします。
ボトルやラベルの汚れ
限定ボトルとして1本1本に異なるシリアルナンバーが記載されているのもイチローズモルトの特徴です。
シリアルナンバーは、ラベルに記載されているため、ラベルの状態が良いかどうかも重要なポイントとなります。
特にイチローズモルトのようなプレミアム商品の場合は、空き瓶にさえ高額な値段が付けられるほどのため、ラベルの良し悪しは購入者にとって重要です。
簡単に落とせそうな汚れであれば、査定に出す前に綺麗にしておきましょう。
ただ、ラベルが剥がれたりボトルに傷がついてしまっては取り返しがつかないので、柔らかい布で拭く程度にとどめておきましょう。
まとめ
イチローズモルトは世界的に評価されており、出荷本数が少ないことから、希少性が高いウイスキーです。
もしイチローズモルトが家にあって、保管してあるという方は、買取を検討してみてはいかがでしょうか?
また、価値のあるウイスキーは資産運用としても用いられます。
Wgainではウイスキーを買い取るのではなく、価値のあるヴィンテージウイスキーで資産運用ができる日本初のプラットフォームを運営しています。
お客様が所持しているウイスキーもしくは当社が出品するウイスキーの所有権を購入していただき、売却することで資産運用ができます。
ぜひウイスキーがお好きな方、資産運用に興味がある方はご検討ください。