2023年7月19日
白州の賞味期限はいつまで?長く美味しく飲むための保管方法を紹介
サントリーウイスキーを代表する「白州」。
“森の蒸溜所”と呼ばれる白州蒸溜所で造られたモルト原酒だけで造られたシングルモルトウイスキーです。
ジャパニーズウイスキー好きの方なら、家に保管しているという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
普段はあまりお酒の賞味期限を気にすることはないかもしれませんが、ずっと飲まずに保管していたら、まだ飲めるのか不安になりますよね。
実際、お酒には賞味期限のあるものもあります。
ですが、賞味期限はお酒の種類によって異なるため、一概にいつまで飲めるとは言い切れません。
そこで今回は、白州の賞味期限や、味を劣化させないための保管方法をご紹介します。
白州には賞味期限が記載されていない?
白州にはボトルや箱に賞味期限の記載がないので、いつまで飲めるんだろう?と気になっている人もいるかと思います。
結論からお伝えすると、白州には賞味期限があります。
正確には、ウイスキーは食品表示法によって、賞味期限の記載を省略できるようになっているのです。
ウイスキーは蒸留をしたアルコール度数の高いお酒です。
そのため保存状態がよく未開封であれば、長期間安定した品質を保つことができます。
また、体に差し障るような変化は起こりません。
白州の保管方法
先ほど、白州には賞味期限はないとお伝えしました。
しかし、保存状態によっては味や風味が劣化してしまう可能性があります。
白州本来の味や風味を劣化させないためには、適切な方法で保管する必要があります。
瓶の中では熟成されない
ウイスキーはワインとは違い、瓶詰め後は瓶内で熟成しないので、長く保管したからといって今以上に美味しくなるということはありません。
それどころか、保存状態が悪い状態で長く保管していれば、味や風味の劣化に繋がります。
長く楽しみたい方は、正しい保管方法で保管するようにしましょう。
高温多湿を避け、暗所で保管することが大切
ウイスキーは未開封で保存状態に気をつければ、味が劣化することはほとんどありません。
保管方法は、高温多湿を避け、直射日光の当たらない暗所で保管することが大切です。
室温が高いとコルクが劣化し、中のウイスキーも劣化してしまう可能性があります。
コルクが乾燥してひび割れたり、収縮したりして、ボトルと蓋の間に隙間が生じたことにより、ウイスキーが空気に触れて酸化してしまうケースがあります。
冷蔵庫での保管は避ける
直射日光の当たらない暗所というと、冷蔵庫に保管すればいいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ウイスキーを冷蔵庫に保管するのはおすすめではありません。
理由は、ウイスキーを冷やしすぎるとせっかくの香りや本来の味わいが損なわれる可能性があるからです。
また、冷蔵庫は色々な食品の匂いが充満している場所なので、におい移りが心配な点でも冷蔵庫での保管は好ましくありません。
立てて保存する
蓋がコルクのウイスキーを保管する場合は、瓶を横に寝かせず、立てて保存しましょう。
蓋がコルクのウイスキーは、横にしたまま長期間保管すると、コルクが劣化してウイスキーが蒸発したり漏れたりするおそれがあります。
開封後の白州の保管方法
ウイスキーは空気に触れた段階で香りが段々と薄まっていきます。
きっちりとキャップを閉め、蓋をした状態でも瓶内には空気が入るので劣化していきます。
そのため、開封後はできるだけ早く飲むのが望ましいですが、半年から一年くらいは美味しく飲めるはずです。
また、極力ウイスキーに空気を触れさせない方法として、「プライベートプリザーブ」や「パラフィルム」を利用するという方法もあります。
プライベートプリザーブとは、ワインを保存しておく際に使われることの多い保存用のガスです。
飲み切れなかったボトルの中をガスで充満させることで、空気に触れにくくさせ風味を長持ちさせてくれます。
使い方は簡単で、プライベートプリザーブ本体にストローをつけて、ウイスキーのボトルの中に3、4回プッシュしてガスを注入したらしっかりと栓をします。
パラフィルムは、ウイスキーのボトルと蓋の隙間をしっかり密閉するためのアイテムです。
伸縮自在のプラスチックでできており、キャップ部分に巻けばボトルの機密性を高めることができます。
まとめ
開封前の白州は、高温多湿及び直射日光を避けた場所で保管すれば、賞味期限はなく、長期間経っても美味しく飲むことができます。
開封後は半年から一年ほどが美味しく飲める期間ですが、保管方法に気をつけて、プライベートプリザーブやパラフィルムを合わせて使うことで長持ちさせることが可能です。
保管方法に気をつけて、風味も味も維持した状態で最後まで美味しく飲みたいですね。
また、未開封のウイスキーなら、ウイスキーの買取業者に査定を出してみるのもいいでしょう。
ウイスキーは古くても値段がつくものもあり、飲まずに家で眠っていたウイスキーに思わぬ価値が付くかもしれません。
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