2023年7月13日
【2023年】白州の買取相場!高く売る方法や買取サービスを紹介
目次
日本を代表する高級ウイスキー「白州」。
家にまだ飲んでいない古い白州があるという方は、思っている以上に高く売れるかもしれません。
この記事では、白州の売却を検討している人に向けて、白州の特徴や買取相場について解説します。
白州の特徴
白州とはサントリーの二代目マスターブレンダーを引き継いだ佐治敬三により生み出された白州蒸溜所で大麦のみでつくられるシングルモルトウイスキーです。
山梨県にある白州蒸溜所で作られており、ミネラルバランスの良い水によって、香りの良さとすっきりした味わいが人気となっています。
白州蒸溜所では様々な味わいの異なる原酒を製造しており、ブレンダーによる絶妙な配合でシングルモルトウイスキー白州が完成しています。
ラインナップ別で多彩な変化を楽しめる白州は、ウイスキー初心者から玄人まで楽しめる魅力があります。
白州は世界的にも評価が高いことでも有名です。
中古市場においては朝ドラの影響や世界的に評価が高いことから価値が高くなっています。
白州の歴史
白州が誕生したのは、1973年。山崎蒸溜所とは異なる、新しいタイプのモルトウイスキーを探し求め、山梨県白州に辿りつきました。
柔らかく、ミネラル分も豊富に含む地下天然水は原酒に最適だと判断し、この地に工場が造られました。
白州12年、白州18年などが代表的な白州は今もなお名品を生み出しています。
白州を製造している白州蒸溜所は日本を代表するウイスキーメーカーであるサントリーが設立した第2の蒸溜所です。
1923年に日本初のモルトウイスキー蒸溜所として設立された山崎蒸溜所の誕生50周年を記念して、白州蒸溜所は山梨県北杜市の白州町に1973年に設立されました。
北に八ヶ岳、西に甲斐駒ヶ岳を臨むこの地は、日本の名水百選にも選ばれている「尾白川」など数多くの清流が流れる森深い土地です。
豊かな森と自然に囲まれたこの地には、多彩な生態系が今もそのままに残されているそうです。
そこから生まれた天然水は、軽く滑らかでほのかな甘みが感じられる軟水で、軟水はウイスキーの仕込みに最適といわれています。
また、この水はサントリーが発売しているミネラルウォーター「サントリー南アルプスの天然水」として販売されています。
ウイスキーの水割りを作るとき、最も相性が良い水は、そのウイスキーを仕込んだ時に使われた水だといわれています。
そして、白州蒸溜所で蒸留される原酒には様々なこだわりが詰まっています。
世界的にも珍しい複合型蒸溜所として知られている白州蒸溜所では、形状の異なる複数のポットスチルを備えています。
使用するポットスチルを様々に変える事によってライトな味わいのものからヘビーなものまで、多種多様な原酒を作り分けています。
また、白州蒸溜所は直火にもこだわりがあります。
初留には全て直火加熱式のポットスチルを使用することで、より多く豊かな香味成分を抽出できるのだそうです。
こうして様々なこだわりで造られた原酒の数は数十万樽以上になります。
白州はこうした膨大な樽の中から原酒を厳選し、ひとつひとつ微妙に香りや味わいが異なる原酒たちをブレンダーが卓越した感覚によって繊細にブレンドすることで作られているのです。
白州蒸溜所
白州蒸溜所は、山梨県北杜市白州町の周辺を新緑に囲まれた土地に建っています。
世界的に見ても非常に珍しい、標高約700mの高地に蒸溜所を構える白州蒸溜所は、1973年に山崎蒸溜所に次いで二番目の工場として建設され、一部は見学コースとして開放されています。
2010年にはグレーンウイスキーの工場設備を整えるなど、進化を続ける蒸溜所のひとつです。
冬には雪に覆われる地で熟成を重ねることによって、白州に使われる原酒たちは、ゆっくりと穏やかに熟成されていきます。
澄んだ空気や広大な森の冷涼多湿な気候はウイスキー造りに非常に適していると言われ、周囲を囲んでいる森の空気が、白州に独特な森林の爽やかさを与えてくれるのです。
また白州蒸溜所の敷地は、「森林公園工場」というコンセプトを掲げており、「自然との調和」をテーマに建設されています。
広大な敷地には民間工場では初めて設けられたバードサンクチュアリがあり、年間50種以上の鳥たちの姿を見ることができるそうです。
白州蒸溜所は、その広大な森の中に佇む光景から「森の蒸溜所」とも言われています。
白州の種類
「白州」は一つの商品名ではなく、「白州12年」や「白州18年」など種類があるうちの大枠のシリーズ名や呼称のようなものです。
現行品としては「白州」「白州12年」「白州18年」「白州25年」の4種類があります。
白州
白州蒸溜所が持つ多彩な原酒の中から、ブレンダーたちが理想のモルトを選び抜き、
生まれたシングルモルトウイスキーです。
森の若葉のようにみずみずしく、
ほのかにスモーキーな味わいが特徴です。
レギュラー(700ml)とベビー(180ml)の2種類です。
白州12年
酒齢12年以上のモルト原酒を吟味してつくられた、シングルモルトウイスキーです。
爽やかな新緑の香りと果実味があり、キレのよい後味が特徴です。
白州シリーズでは、初めてSWSCで最優秀金賞を受賞したウイスキーとなり、白州が世界に認められるきっかけとなりました。
その後も、ISC、IWSCで金賞を多数受賞しています。
白州18年
酒齢18年以上の長期熟成モルトが、深い香りとほのかなスモーキーさを醸し出します。
複雑なコクと甘み、馥郁とした樽香が見事に調和し、スモーキーで心地よい余韻が残ります。
ISC、IWSCで金賞を多数受賞しており、2015年にはSWSCで最優秀金賞を受賞しています。
白州25年
酒齢25年を超える貴重な白州モルト原酒の中から、クリーミーでウッディーな原酒、ピートを効かせたスモーキー原酒、果実味濃厚なシェリー樽原酒を厳選し、じっくりと後熟したウイスキーです。
芳醇な味わいの中にスモーキーでフルーティーな甘さがあり、長く深い余韻を楽しめます。
世界的なコンペティションで金賞を受賞しています。
2018年にはWWAで「ワールドベスト・シングルモルトウイスキー」を受賞しました。
白州が人気の理由
白州をはじめとするジャパニーズウイスキーが注目されはじめたのは、2001年に開催されたコンペティション「ベスト・オブ・ベスト」でジャパニーズウイスキーが入賞したことがきっかけです。
ニッカウイスキーの「シングルカスク余市10年」が総合1位、サントリーの「響21年」が2位を獲得し、ジャパニーズウイスキーが世界に認められました。
その後も、ウイスキーコンペティションでジャパニーズウイスキーが多くの賞を受賞しています。
白州は2006年から、国際的に有名なウイスキーコンペティションである「SWSC」「IWSC」で最優秀金賞や金賞を受賞し、世界的に注目を浴びるウイスキーとなりました。
国内でもウイスキーブームが到来し、需要が一気に高まりました。
現在では、ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、アイリッシュウイスキーと肩を並べて、世界5大ウイスキーと呼ばれています。
長く続くウイスキーブームで原酒不足になり、白州10年は終売、その他の白州は休売するほどです。
白州12年は再販できるようになりましたが、それでも需要が高く、価格は高騰しています。
販売価格で見ると初期から3~5倍程度に高騰しています。
非常に需要が高まっているため、買取市場でも白州の価値は高く、高価買取が期待できます。
白州の買取価格が高騰している理由
白州は世界的なコンペティションであるSWSCやISWCで最優秀金賞や金賞を多数受賞し、高い評価を受けています。
このような受賞歴から白州シリーズは国内だけではなく、世界中からの需要が高まり、原酒不足となっています。
原酒はその年に決めた量を作り、長期間熟成させて完成しますが、原酒を仕込んでいるときには、数十年後のブームを誰も予測することはできません。
原酒の量は限られているので、白州をつくりたくてもつくれない状況となっています。
生産数よりも需要が供給を上回り、中古品でも欲しいと考える方が増えたことにより、白州の買取価格は高騰しているのです。
白州の買取業者を選ぶポイント
白州を買取に出そうと思ったとき、どの買取業者に依頼するのが良いのでしょうか。
ここでは白州を安心して買取に出すために、買取業者を選ぶポイントを紹介します。
インターネットや電話で買取依頼を受け付けている
買取サービスの利用というと、買取店に売りたい品物を持ち込んで買取してもらうという形を想像する方が多いかと思います。
しかし実際には、お酒を専門に取り扱っている買取店も存在しますが、数が少ないのが現状です。
近くに店舗がない場合は、遠くの店舗までウイスキーを持ち運ばなければいけないので、時間と手間がかかります。
また、ウイスキーはガラスや陶器のボトルに入っているので、遠距離を持ち運んでいる際にボトルが割れたり、ヒビが入ったりしてしまっては大変です。
そこでおすすめするのが、インターネットや電話で買取依頼を受け付けている買取業者です。
全国規模で買取サービスを展開しているような大規模な買取業者では、インターネットや電話で受け付けていることが多いです。
全国どこからでも利用でき、ウイスキーを店舗まで持ち運ぶ必要がないというのがメリットです。
お酒の買取実績が豊富
大規模な買取業者はさまざまな買取品目を取り扱っていることが多く、お酒に特化している業者は多くありません。
そのため、買取業者によって得意とする品物が異なります。
白州の本来の価値を正確に見極めてもらうためには、お酒の買取を得意とした買取業者に査定を依頼したいところです。
気になる買取業者があったら、事前にホームページなどを見て、お酒の買取実績が豊富かどうかを確認しておくことをおすすめします。
手数料・キャンセル料が無料
買取業者によっては査定料やキャンセル料などの手数料がかかる場合があります。
せっかく価値の高い白州を売っても、手数料が引かれてしまっては実際に受け取れる買取金額が減ってしまいます。
また、査定だけしてもらいたい場合に、手数料を取られてしまうと気軽に利用することができません。
買取業者に依頼する前に、査定やキャンセルの際に手数料が発生するかどうかを確認しておきましょう。
白州を高く売るコツ
白州を売る際に、できるだけ高く売るために行うといいことを紹介します。
未開封で付属品が揃っている状態
一度開封してしまうと価値が下がってしまいます。
開封済みのお酒は買取できないケースが多いため、売却予定のあるお酒は、開封せずに保管しておきましょう。
また、箱や説明書などの付属品が付いている場合は、付属品があるかないかで買取価格が変わることがあるため保管しておきましょう。
特に希少性の高いお酒や限定品には、付属品が付いていることが多く、付属品がすべて揃っていると高額買取が期待できます。
売却前に綺麗にしておく
綺麗なものの方が買取価格がアップします。
売る前に瓶やホコリを払い、汚れを拭いておいたりなど、簡単にクリーニングしておきましょう。
しかし、やりすぎると傷が付いてしまうこともあるので、ほどほどにできる範囲で綺麗にするのがベストです。
適切な保管方法で保管する
お酒は温度や湿度によって味や風味が変わるため、そのお酒に合った適切な保管方法で保管しておく必要があります。
商品の状態は買取価格に大きく影響するため、保管方法を気にしたことがなかったという人はお酒の管理方法を見直しましょう。
まとめて売る
買取に出すお酒を複数所持している場合は、まとめて売る方が買取価格が上がる可能性が高くなります。
写真を加工したりしない
写真査定の際、綺麗に見せるために写真をアプリで加工したりする人がいますが、それはよくありません。
写真が綺麗でも、実物と違うと最終的な買取価格が下がってしまいます。
あくまでもありのままの状態がわかる写真を送るようにしましょう。
買取価格の理由を説明してもらう
買取価格が相場より低いなど納得のいかない場合は、その買取価格になった理由を説明してもらいましょう。
傷の状態による減額などが明確であったり、商品の相場の話をしっかりしてくれる査定士を選ぶことも大切です。
複数の業者と比較する
白州を売るときは2社以上の業者に見積もりを取りましょう。
査定結果を比較し、最も高く買い取ってくれる業者を選ぶようにします。
ウイスキーなどの酒類は専門性が高く、製造年数、在庫状況、品質など、多くの要素を適切に見なければ白州の本来の買取相場はわかりません。
相場がわからなければ、本来はもっと高く売れたはずなのに、損をしてしまうケースもあります。
特定の銘柄の買取に強い業者、まとめ売りに強い業者など、業者によって得意とするジャンルがあります。
また、キャンペーンの内容や期間限定で買取率をアップしているなど、お得な情報がないかも調べてみるとよいでしょう。
まとめ
白州は非常に需要が高く、高価買取が可能なウイスキーです。
白州の売却は、お酒の買取専門店へ売ることで、高く買い取ってもらえるでしょう。
少しでも高く売るためには、箱や付属品を保管しておくこと、適切な保管方法で保管するなど、保存状態が大切です。
高く売るためのポイントも解説していますので、買取前にはぜひご一読ください。
また、白州で資産運用できることはご存知ですか?
Wgainではウイスキーを買い取るのではなく、価値のあるヴィンテージウイスキーで資産運用ができる日本初のプラットフォームを運営しています。
お客様が所持しているウイスキーもしくは当社が出品するウイスキーの所有権を購入していただき、売却することで資産運用ができます。
ぜひウイスキーがお好きな方、資産運用に興味がある方はご検討ください。